文字通りの手に職
小中学校時代の同級生が、自宅で手作り手芸品のお店を始めたとのことで、先日、行ってみることにした。私は高校から実家を離れて本土の女子高に行ったので、それ以降、父の介護で実家に戻るまで島を離れていた。同窓会も出たことがなく、小中の同級生とは、卒業以来会ったことのない人がほとんど。
お店を始めた同級生は、実家が目と鼻の先。結婚して今は隣町に住んでいる。初めてそのお家を訪ねてみた。以前、手作りのアクセサリーをもらったこともあり、昔から手先の器用な人だったんだな。自宅を店舗にして、紬を素材にしたバッグや、皮を使ったアクセサリー、葉脈を使ったペンダントなど、とても素敵な品々があった。
紬素材のバッグはとても素敵だったけど、今の私には、バッグの出番があまりなさそう。。。今のご時世に合わせて、マスクも制作されてたので、東京の甥っ子に送ってあげようと、マスクを2つ購入。シックな感じなので、男子でもつかえるでしょう。プリーツタイプではない、立体的なやつだ。センターから2枚はぎになっていて、左右で違う生地を合わせてあるので、なかなかかっこいいかも。
不織布のマスクと2枚重ねにして、使ってもらおう。
大島紬は、島の人ならおばあちゃんが機織りをして反物を織り、それを仕立てて紬の着物をもっている、という人も多い。私も母からもらったものがあるのだけど、ほぼしまったまま・・・そんな紬も多いので、着物をリメイクしてバッグ作成を依頼されたりもするらしい。一度は、結婚式のお色直しで着る白紬に合わせるバッグを、白紬ベースの生地に柄を少し合わせて依頼されたとかで、写真を見せてもらった。とっても素敵!
手先の器用な人って、すごいなあ、とつくづく思う、まさに身をたすけるよねえ。。。商品制作は楽ではないでしょうけど、好きだからやれる、っていうのもあるでしょうし、それこそ、好きなことで身を立てる、って、こういうこと? うちの押し入れに眠っている着物も、何かにリメイクしてもらおうか、と思ったりもする。