老父の運転免許証
85歳を過ぎたうちの妖怪JJI 昨年末頃まで何かと理由を付けては、近所の郵便局まで自分で運転することがあった、危ないからもう運転はやめたほうがよい、用事があれば、私が行くから、という言葉には、いっこうに耳をかさず。
父の免許証は、期限が年明け1月の半ばだったので、とにかく、そこまで何とか事故を起こしたりしないように、と祈っていた。父自身も、今の状態では更新できない、と思っていたのか、いないのか。
片目緑内障でとうとう年末に失明状態となり、3年程前に白内障の手術をしたもう片方の目も、だんだんうすぼんやりしてきた、と本人がいうのだけど、眼科に行って検査をしてもらったら、昨年と状態はあまり変わっていませんよ、と言われ、眼鏡屋にいっても、目の問題なので、これ以上眼鏡を変えても、見え方は変わらない、と言われ、なすすべもなし。
ほとんど引きこもりで、運動もしないので(役場の福祉課の方や、社協の方に何度か来てもらって、家でできる運動を指導してもらったりしても、結局やらない)足もますます弱り、杖つきつつ、よろよろ状態、耳も片方聞こえていないので、もうね~、こんなんで、免許更新ができるわけがない。
それでも、昨年末の時点では、まだ運転するつもりでいたようだ。
ついに期限切れ
1月中旬になって、免許期限切れになり、その後自分で運転しようとすることがなくなり、と言っても、ワタシが車をつかってしまうので、日中は家に車がないわけだけど。期限切れになったことが、ちゃんとわかっていないのか、どうなのか、先日、月に2~3回父の飲み相手をしにきてくれる親戚のおじさんと話していたのを聞いていたら、
「父: 娘がかってに自分の免許を取り消したので、運転できない」と言っていた。
おじさんは、わかっているので、適当に相手しつつ
「車はね~、もう危ないから、それでいいんだよ」と。
本当にうちのJJI が、そう思っているのかどうかは、不明だけど、いずれにしても、もう免許証はない、とわかっているだけ、ましか。。。
世の高齢者の方々、なかなか免許手放すことには決心がつかれないでしょう、うちの父は大昔(若い頃)プロドライバーだったことがあり、車好きで、一時はかなりの車道楽をしてきたし、それを思うとかわいそうではあるけれど、85にもなって、万が一事故でも起こされたら、それこそそれまでのゴールドが台無しになってしまう。
常々読ませていただいている、ドクターのブログにも、そういうお年寄りがでてきますね~、ご家族の心情も、よくわかります。