最近悩まされていること
実家の狭い庭は、かつて父の道楽で大きな石を置いたり、一度は池を作って鯉を泳がせていたこともある。そのうち池も埋められ石を敷き、何本かの庭木が植えられた。自営業を売却した後の父は、庭いじり位しかやることがなくなった。その父がいなくなって、庭のことにノータッチだったワタシは、庭を放置していたのだけど、今頃の季節、庭に植わっている木に蛾の幼虫がつくんだ・・・
虫の話が苦手な方は、ここで止まった方がいいかも・・・苦笑
庭の木々は、手入れをしていないので、好き放題に伸び放題、たまにうっとおしくなると、高枝切ばさみで適当にチョッキンチョッキンするのだけど、何せ島の植物は生命力がすごくて、雑草にしろ木にしろ、どんどん伸びる。かわいいなあ、と思って百均で買ってきた5センチ位のミニ植物も、少し大きくなって庭に植えると、瞬く間ににょきにょきと木になっているではないか！Σ（・□・；）
百均で買ってきた10㎝位のゴムの木、2年で大木になる。その横にも、名前は忘れたけど、ミニ植物を庭に移したら、高さはゴムの木の半分位だけど、横に広がるやつだった・・・
イヌマキの木とキオビエダシャク
ゴムの木などは、葉っぱも分厚くて、あまり虫が付く気配もないのだが、昔から家に植わっていたイヌマキには、夏になると幼虫がつくんだ。今年が初めてではなくて、実家に戻った初年度の夏、もともと3本あった木のうちの1本にそれが大繁殖してしまい、慌てたワタシは殺虫剤をまき散らし、結局木ごと枯らしてしまった。今でも根元の幹だけ庭に埋もれている。
その種類の木が今2本あり、昨年はあまり気がつかなかったのだけど、今年になって庭におちている幼虫を時々見かけるようになり、ハッと気が付き、よくよく木をみてみると、これが、いるんだなあ。。。細長い木の葉っぱの裏側にくっついてたりして、よくよく見ないとわからないくらいだけど、その気になってみると、いるいる。最近は蛾になった親をみかけることもあり、これは今のうちに何とかせねば、と、ググってみる。
おお、鹿児島市のサイトにでていた、まさにこれです。
キオビエダシャクの幼虫は頭、尻及び側面がオレンジ色で、他の部分は灰色と黒色のまだら模様をしたシャクトリムシで、マキ科のイヌマキとラカンマキ、ナギの葉を食害します。
その他の樹木や人体に影響はありません。イヌマキの木を揺すると、幼虫が糸を吐いて垂れ下がってきます。成虫は、全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯がある美しい蛾（ガ）で、昼間飛び回ります。
*成虫の蛾は、かなり濃い色できれいと言えばきれい、毒々しいといえばそうかも、下記サイトの最初の画像が成虫の蛾です、蛾や虫が苦手な方は、ご注意＾＾
庭木の虫ちゃん駆除の方法
薬剤散布は、あまりやりたくなく、そうなると、
「幼虫の発生が少ない場合は、木を揺すって落ちた虫を捕殺します。」・・・ですって・・・
毒はもってなくて、人体にも無害、らしいので、虫を捕獲して駆除して、ってことですよね～～～～ う～む・・・ このままでは、木の葉っぱが食われて丸裸になりそうなので、これは、やるしかないか。 私は家にいるヤモリもクモも、結構平気で、悪さをしない限りは共生できるんですが（やもりはフンが落ちるので掃除が大変ですが）、蛾や虫ちゃんたちも、私に食いついたり庭木を食い尽くさない限りは、放置、ですが、今回は木の方を守りたい。
一大決心をして、虫ちゃんが降ってこないように、フード付きのナイロンパーカーを着こんで、ゴム引きの頑丈な軍手で、キオビエダシャクの幼虫ちゃんの捕獲に乗り出しました。左手にプランターの土の空袋を持ち、ゴム引き軍手の右手で葉にくっついている虫ちゃんを捕まえて袋に入れる・・・最初は、もうね～、うわ～、うわ～、動かないで～、といいつつでしたが、心を無にして、無数にも思えるエダシャクちゃんを捕まえては袋にいれ、を繰り返す・・・数十分が限界、1日では終われず、3日程この作業に費やしました。かなり減ってきた感があるのだけど、よくよくみるとまだ葉の裏に隠れていたります。もうね～、ごめんよ～、ごめんよ～、とつぶやきながら、捕まえては袋にいれ、の繰り返し。
地球上全生物の共生って難しいのね・・・
先程「私に悪さをしない限りは」と書いたけど、あんたそんなに偉いのか？で自分でつっこむよね～。。。ゴキちゃんも、アリさんも、家に入ってこない限りは放置、家の中にはアリころり、ゴキブリダンゴをおいているし、人間ってそんなに偉いのか？これは永遠の問題です。。。
うちの木についているキオビエダシャクちゃんの画像、小さくして載せています。苦手な方はここまでで。 お付き合いありがとうございました<m(__)m>
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