おひとりさまライフ 保護猫ちゃんと一緒

田舎の父親同居介護の2年を終え、父から引き継いだ保護猫ちゃんとの田舎生活 母弟父をみとった自分の生活の整理をぼちぼち

落ちてきた赤ちゃん鳥 合掌

「落ちてきた赤ちゃん鳥」のお話の続き・・・

ひきずってしまい、はてぶコメントでその後を気にかけていただくお声あり、申し訳なし。結論からお伝えしますと、赤ちゃん鳥、助けてあげられませんでした・・・

 

あの日、朝から昼~午後にかけて、親鳥が何度も何度も餌を運び、飛んできては、キュキュキュ、クークーと赤ちゃん鳥に呼びかけ、その都度赤ちゃん鳥は、木の根元からでてきて、ピーピー、ピーピーと高い声で鳴いて、お母さん鳥から給餌を受けていました。

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www.jennyjp.win

 

1分程の動画やっと取りましたが、給餌の場面迄は撮れなかった、高いピーピー声が赤ちゃんで、ソテツの木の根元あたりにおり、お母さんは中央上部あたりから、右側の大きな石の上に飛んできて、この後、ソテツの根元の右側の石の上で、くわえていた虫を赤ちゃんに与えました。その後、赤ちゃんはまた木の根元に引っ込む・・・これをくりかえしていました。

 


鳥の赤ちゃんが落ちてきた

 

はてぶコメントで、「イソヒヨ」というワードをいただいたので、検索してみたところ、おそらくおっしゃるとおり「イソヒヨドリ」かもしれません。お父さん鳥もやってきていましたが、確かにカラフルな羽でした。

www.suntory.co.jp

 

助けてあげられなかった、、、ごめんよ~~~泣)

夜になったらどうしようか、と思っていたところ、夕方から急に雨が降り出し、どんどんひどくなり、ざんざん降りに。カッパを着て傘をさして赤ちゃんの様子を見に行くと、ソテツの木の根元に引っ込んで丸くなってじっとしている。雨水は直接当たっていないようだが、洞穴にはなっていないので、雨水もしみてくるし、なんだか、寒い。

 

雨がひどくなってくる頃には、親鳥もいなくなって、このまま夜になってしまうと、寒さで赤ちゃん鳥は持たないかもしれない・・・保護して家の中で一晩過ごさせる?とも考えたけれども、親鳥から離してあまり手をだすのもいけないかも、と思ったり。。。

 

赤ちゃん鳥は、とりあえず直雨は避けられていて、これで何とか一晩がんばれるのか・・・梅雨の真っ只中、ザンザン降りは止まらない、暗くなってから、懐中電灯をもって見に行くと、赤ちゃん鳥は、ますます奥に入り込んでじっとしている。。。まだ生きてるのか?一旦、保護しようと手を伸ばすも、奥にはまり込んで手が届かず、寒いだろうに、と、家からダンボールにビニール袋をかぶせて、手頃な容器がみつからず、お風呂のブーツの片方を持ってきて、それを横にして箱の中にいれて、敷物をして、雨風が避けられるように、木の根元にかぶせるようにして置いてきた。赤ちゃんが少し動いてくれて、この中に入って一晩しのいでくれれば、と祈りつつ。

 

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昼間の赤ちゃん鳥

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朝になって、雨がやんでいた。早速赤ちゃん鳥を見に行く・・・

昨夜、木の根元に立てかけた箱を動かす、中には入っていない・・・

う~~~、嫌な予感がしつつ、箱をどけて、木の根元の奥を覗き込む・・・

黒い塊が見えた、動いていない、あぁぁぁ・・・

手が届かないので、家から菜箸を持ってきて、黒い塊をさわってみるも、全く動かず、菜箸で引きだして、軍手をした手のひらに乗せてみる。動かない・・・以前、猫ちゃーがたまにすずめをくわえてきたことがあり、慌てて取り上げると、しばらくすると動き出したことがあり、スズメはとらえられると死んだふりをする、と聞いていて、猫ちゃーが持ってきたスズメも、畑に離すとその後、飛んで行ったので、鳥は死んだふりをすることがある、と知った。

 

赤ちゃんどり~、死んだふりしなくていいから~、動いてよ~、

でももうわかった、死んだふりじゃない、赤ちゃんは冷たかった。。。その前日の朝、最初に捕獲した時は、急なことで素手で捕獲したのだけど、ものすごくあったたかったんだ。鳥の体温て高いんだね。だから、こんなに冷たいのは、もう、生きてない・・・

ごめんよ~、寒かったね~、ごめんよ~~~

 

雨も上がっていて、お母さん鳥も飛んできた、しきりと鳴いている、赤ちゃん鳥を呼んでいる。赤ちゃん鳥は、もう応えることはない。しばらく赤ちゃん鳥を、木の根元においておく。親鳥は、冷たくなった赤ちゃん鳥に気づく気配はなかったが、その日一日中、飛んできては鳴き、飛んできては鳴き、を繰り返してた。夕方になって、やっぱり動き出さない赤ちゃん鳥を、庭の隅に埋めた。

 

いったい、どうして赤ちゃん鳥がうちの庭にいたのか、本当に不思議だ。うちの軒先にも巣は見当たらないし、屋根の上も、見えるところは探してみたけど、鳥の巣は無、木の上?といっても、大きな木は、このソテツの木のみで、見たところ巣は見当たらず、本当に不思議だ。

 

10年前の燕の赤ちゃんの話

10年程前、東京郊外に住んでいた頃、戸建ての賃貸で、玄関の上に燕が巣を作っていた、5羽の赤ちゃんがみられるようになり、ある日、玄関ドアを開けると、1羽の小さい赤ちゃんが足元に落ちていた。頭上の燕の巣は、落ちた子より大きな4兄弟でいっぱいになっていて、なんだか落ちた子は、一番小さかった。巣にもどしてもおそらくまた兄弟たちに落とされそうだ。で、保護して家の中に連れてきて、駅前のペットショップで餌のコオロギを買ってきて与える。ネットで調べて見様見真似で赤ちゃんをケアして、そのうち家の中で飛べるようになった。2週間程立った頃か、玄関の巣の兄弟は既に巣立っている。家で保護していた赤ちゃん燕を、窓を開けて外に放つと、ヒョロヒョロと、何とか飛んで行ってくれた。いなくなってちょっとさみしくなったが、その後しばらく一羽の燕が、家の前の電線に止まるようになって、きっとあれは、あの子燕だ、と自分で思っていた。

 

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